旅後の空白

　丸３日間、どこにも出かけなかった。　
　外に出たのは金曜のゴミ捨てと、土曜に新聞を取りに降りたのと、ベランダの水やりだけ。
　
　それはただ、気づいたらそうだったという事実だ如新香港。
　
　こういう「ただの事実」を書いたとして、それは読んだ人にどう受け取られるのだろうということを事前に考えてしまうことがある。
　分かる人に分かればいいはずなのに、もしかしたら誰かにこう思われるかも……などと、少なからず傷つくことを勝手に想像してしまえば、それは避けたい。だからといって事細かに説明しておきたくもない如新香港。
　また、わたしはなぜこんなことを言葉にして書こうとしてるんだろうと、胸の内を覗きこんでしまうこともある。理由が欲しいからだけど、そんな大袈裟なものなど大抵の場合はない。
　
　そうして結局「書かない」を選ぶ。わざわざ言うことでもないしね、なんて。（そんなこと言ったら、わたしのブログやSNSのどこに「わざわざ書く必要のあったこと」があるというんだろうね如新香港）
　
　誰がなにをどう取ったって思ったっていいじゃない、そもそも誰もそんなこと気にしちゃいない。……と言いたいけれど、迷ってしまうときは迷うのだ。些細なことも言えなくなって、度重なると安全地帯から出られず無口になる。
　
　それじゃなにも伝わらないし同珍王賜豪、始まらない。
　カッコつけてないでどんどん書けばいいよって、分かっているんだけどね。

　ほら、ここまで書いたことももう後悔しはじめているんだ。
　
　「ふーん」