ナチュログ管理画面 環境も考えるアウトドア 環境も考えるアウトドア 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2015年07月18日

人のいない風景


昨日16日は、午前3時起床、帰宅が午後9時。夏の閑散期前の最後のハードワーク。

自宅から高速A15まで人気がない。車もほとんど走っていない。見たのは猫二匹と野生の兎一羽。車一台。

人のいない風景。なかなかいいのである。自分の事は棚上げ。黒いスズキスイフトDDISの車内には先日買ったマイルス・デイビスの「TUTU」が流れている。うちの弟もよく車中でマイルスを聴いている夏天減肥。この人気のない風景に、マイルスの悲しげなトランペットがよく似合う。

フランスの高速道路、なんか街灯を消した方が事故が少なくなるというデータがあるらしく、早朝のA15は真っ暗である。車線の白が妙に白く見える。法定速度110km/hを遵守する。真っ暗な高速を走っていると、なんとなく黄泉の国に向かっているような錯覚。それから、過労が原因でガードレールに激突している自分の姿がふっと脳内を過る。「ほぉーーーら、いい年こいて、二束の草鞋だの格好いい人生設計なぁーーーんかをたてるからこの様だぜっ」などど、脳内独り言。あまりに悲しい風景なので脫髮、脳内からそのイメージを追払う。

パリが近付いてくると、こんな時間帯でも、少しずつ車が増えてくる。車種を見ながら推測する。トラッカー、タクシー、それから自家用車でガレージに向かうプロドライバー、こんな感じの連中が大半である。推測するに、ほとんど男性だと思う。「りゃ、孤独な野郎ども、とか、一匹狼系とか、こんな感じの連中なんだろう。羊の皮を被った狼? 腹減らしたハイエナ? 
わっ、俺は羊の皮を被った羊じゃんかよぉー」などど、脳内独り言。「まっ、野郎どもよ、ボン・ジョーネ」。

それにしても、このマイルス後期の代表作康泰旅行社。マーカス・ミラーのエレクトリックベースが超格好いい。ピアノのビル・エバンスと同姓同名のサックス奏者が、またいかしている。マイルス自身は六十代だったよな。若い連中に囲まれて、リリカルなペットを吹いている。やはり、超絶的に格好いい、このジャズの帝王は。はったり音、無駄音が一切ない上に、唯一、トランペッターでトリルを彼はやらない。見事である。

パリの環状線ペリフェリックに入ると、もう結構な車が走っている。まあ、東京もそうなんだろうけれど、不夜城というやつだ。

「まあ、カミサンと爺さん婆さんになっても手を繋いで俺は歩くぞっ」と、まったく脈略のないことを私は考えていた。



最新記事
 為什麼用塑胶袋不明智? (2022-11-26 08:25)
 我妻子需要多少贍養費? (2022-10-23 01:33)
 殺手是幾歲? (2022-09-28 15:52)
 這些發現魚油膠囊技術到底有沒有用? (2020-08-08 17:22)
 風光以及攝影中前景進行運用的技巧 (2020-05-25 21:09)
 最重要的大風濕病保健 (2020-04-22 15:21)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
人のいない風景
    コメント(0)