旅後の空白

　バナナジャムは不幸である。美味しいのに、あまり相手にされない。

　たとえば・・・楽天で「バナナジャム」を検索すると、10本まとめ割引お買い得セット6000円送料込の一つしかない。　1瓶160gで600円・・・
　amazonの食品＆飲料で調べると・・・一つもない。
　Yahooショッピングで調べると康泰旅行團、ペーストがあったが品切れだった。
　バナナジャムは虐げられている。理由は何か？　安いから。

　子供の頃は、バナナは高級品だった。
　それが今じゃ、1房98円からだ。デルモンテのちょっといいのだって200円台だ。ときどき台湾バナナが出回るが、ワンコインでおつりがくる。
　そういえば、千疋屋や高野フルーツでバナナは売ってるんだろうか？　売ってたらいくらするんだろう？

　初めてバナナジャムと出会ったのは、日光プリンスホテルの朝食だった。イチゴやオレンジ、ブルーベリーの市販ジャムとは別に、ホテルの手作りジャムが出る。
　トマトジャム、バナナジャム・・・！

　これが美味かった。それで前々から作ってみようと思っていたのだが、なんせ1房98円のバナナだ。いつでも買えるということは、季節の果物に目移りして、いつまでも作らないということに繋がる康泰領隊。
　またしても不幸なバナナジャム。

　今年の初め、一念発起して・・・というほど大層なものじゃないが、やや高めのバナナを買ってジャムを作ることにした。どうせ作るなら美味しいバナナを使おうということだ。
　いざとなったらそのまま食べてしまえ・・・と思っているうちに熟して若干実が茶色くなった康泰領隊。
　ま、自家用だから色など関係ない。

　バナナは木に成っているように見えるが、草本である。バショウ科バショウ属の多年草。原産は熱帯アジア。
　いくつか品種があるが、通常売られているのはキャベンディッシュと呼ばれているものだそうだ。日本で採れるのはシマバナナで、昔、沖縄に行ったときに食べたことがある。小さくて可愛いバナナだ檳城旅遊。

　南国に行くと、バナナのいろいろな料理があるが、バナナジャムも至って簡単。栄養価もあり、ビタミンやミネラルもいっぱい。
　バナナ、大好き！　作り方は、ホームページに載せたので、続きはそちらへ。